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有機栽培のはじまり

まずアカモクとは何か皆さんご存知でしょうか。昨今、TVやラジオで取り上げられて一躍知名度を上げましたが、まだまだご存じない方もいらっしゃるかと思います。

アカモクとはわかめ・こんぶなどと同じ褐藻類に属する海藻です。生命力がとても強く、2〜3ヶ月で約8mから大きいもので10mまで成長するものもあります。主に、潮通しのよい外海の島影に生息しています。昔は漁場の邪魔ものとして邪険に扱われていましたが、その栄養成分が見直され今では話題の海藻です。今では地元での知名度も高く、あかもくを買い求めてきます。地元のイオンモール各店に商品が並んでいます。

九州お取り寄せ本舗で取扱う「岩屋あかもく」はひびき灘漁港で採れる「あかもく」を使って、岩屋支所の女性部会「あかもく部会」が手間ひまかけて製造しています。

あかもくを商品化するに至ったきっかけ

あかもくを商品化するに至ったきっかけ

福岡県の水産課から「あかもく」を商品化する話が岩屋支所の女性部会に持ちかけられました。
まず、地元の人でも食すことがなかったあかもくは一体どんな成分なのか、福岡県水産海洋技術センターで2年間「あかもく」の成分について細かく調査されました。
すると予想以上に豊富な栄養成分が含まれており、安心・安全を自身を持って掲げられる天然海藻であることがわかったのです。
ねばねば成分のフコイダンをはじめ、ナトリウム、カルシウム、カリウム、カロテン、食物繊維とモズクより勝るとも劣らない豊富な栄養成分が含まれていたのでした。

誰も知らない「あかもく」

誰も知らない”あかもく”

福岡県の水産課のバックアップもあって、平成19年より商品化することになった「あかもく」ですが、早くも大きな壁に突き当たります。あかもくの認知度の低さから、販路を開拓することが大変難しかったのです。
その時、「あかもく」という商品の珍しさから、北九州市の商工課が販売に全面的に協力、応援してくれたそうです。「あらゆるイベントに呼んでいただいたのがとてもありがたかったです。」と林さんはおっしゃいます。
一度食べてもらって「あかもく」を知ってもらおうと、女性部会は試食販売に奔走、何年にも渡って販促活動を行ってきました。
今ではイオンモールさんにも声をかけてもらうほど「あかもく」はメジャーなものになり、イオンモール各店を始めとした大手スーパーに商品が陳列されるようになりました。

※現在冷凍の「湯通しあかもく」は在庫が確保出来ないため、インターネットの販売は行っておりません。

女性の先駆的活動

女性の先駆的活動

「あかもく」の製造、衛生管理から販売までを担う女性部会「あかもく部会」は女性が生き生きと社会で活動し、「あかもく」への認知や「ひびき灘漁港」への貢献が讃えられて、平成25年度福岡県男女共同参画推進賞『女性の先駆的活動部門』を受賞しました。

6次化商品コンクール福岡県知事賞

6次化商品コンクール福岡県知事賞

この勢いから、フリーズドライの開発にも着手し、1年間の準備期間を経て平成27年から販売を開始しました。販売を開始すると平成27年には福岡県6次化商品コンクール福岡県知事賞を受賞しました。水産系の商品として初めての受賞です。

注目される岩屋あかもくの特長

注目される岩屋あかもくの特長

ひびき灘漁業協同組合さんの「あかもく」の特徴は他の「あかもく」よりも粘りが強いことにあります。収穫した「あかもく」を選別する際に粘りの強い外側を使い、茎に近い部分は捨ててしまいます。廃棄されるその量は3割にも及びます。
天然海藻アカモクを採取する、収穫の時期は3月下旬〜5月上旬です。この時期が一番色が良く、粘りが強いためです。(6月には海藻が海へと流れてしまうので収穫ができなくなります。)天然海藻あかもくはなんと、一本一本素潜り漁で収穫を行っています。その後手間暇かけて、選別を行い、釜茹で、粉砕、パック詰めを経て、お客様のもとへお届けいたします。

アカモクの栄養成分

岩屋あかもくの今後

今はとてもあかもくの需要が増しています。
在庫が確保出来ないためインターネットでは「湯通しあかもく」の販売が対応出来ません。
収穫量を増やせばいいのでしょうが、無理な収穫を行って、あかもくが取れなくなった漁場もあります。
ひびき灘漁協さんでは「あかもく」の収穫量を制限し、現在の収穫量を上限とされています。他の漁場のあかもくを混ぜて、販売量を増やすこともできるけれど、やはり「岩屋」で獲れたあかもくを、地元を盛り上げて行くのが私達のこだわりのひとつです。
今後も「岩屋あかもく」というブランドを守り続けていくその心意気がよく伝わるお話でした。

岩屋あかもくの今後
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